2009-08-02

『自助論』by S. スマイルズ

僕は今、葉山に来ています。

昨日の夜からこちらに来ていて、久しぶりにクーラーを消して窓を開け、波の音を聞きながら本を読みふけっています。

今日読んでる本はタイトルにもあるように『自助論』という本です。ずっと前に勝間さんが選ぶ名著10冊に入っていた事がきっかけで手に取ってみたのだけれど、当時は内容があまりしっくりこなくて途中で投げ出していました。

自助論―人生の師・人生の友・人生の書
サミュエル スマイルズ
三笠書房
売り上げランキング: 63350

そこで、今回はリベンジ。

やっぱり一年前の自分が投げ出したように最初の方はあまりすんなり入ってきませんでしたが、この本の引用の使われ方にも慣れてきたおかげで、偉人の格言がじわじわと染み込んでくるように感じられてきました。

3時間ほどかけて86ページまで読みましたが、ここまでの感想としては、まずスマイルズの根気強さに脱帽しました。本の中には様々な偉人の格言が引用されているのですが、その数が半端じゃない、、、80ページで80人以上の偉人が出てきているんじゃないでしょうか。一つの伝えたい事に3人くらいの例が出てきて、偉人は最初から偉人だったわけじゃないんだよとか、継続は力なりとか言う事に厚みをつけて説いてくれます。

以前は感じなかったけれど、短期間で集中して本を読んだことで気持ちが高揚して友達2人に電話してしまいました。:)すごく気持ちを揺さぶられる本です。

本で読んだ事って、意外とすぐ忘れてしまうものなので、ここで今まで呼んだ所をまとめておきます。

1章 自助の精神

・「天は自ら助くる者を助く」。人を助け、助けられる事は一見、万事がうまく行くかのように見えるが、それはある意味で間違いであり、むしろ何もしないでお互いを放っておく事が最前かもしれないということ。自身で向上できる所、変えられる所から考えるべき。

・「どんな学問や研究も、それ自体をどう使えばいいかについては教えてくれない。その一方、現実生活を良く観察すれば、学問によらずとも学問にまさる知恵を身につけることができる」ベーコン

・「人間の優劣は、その人がどれだけ精一杯努力してきたかで決まる」スマイルズ。ここまではっきりと言ってくれると逆にすっきりする。努力をしていなければ劣ということだし、それを変えるには努力しかない。

・「常に友人と接触を保つことが必要であるが、自らに対して「最良の援助者」になることが人間に取って不可欠なもの。自分の幸福や成功については、あくまでも自分自身が責任を持たなければならない」トクビル

2章 忍耐

・「私は、研究中のテーマを常に自分の眼の前に広げてじっと見守る。そうすると、闇に一条の光が差してしだいに夜が明けていくように、問題の本質がくっきりと浮かび上がってくるのだ」ニュートン

・「最大限の努力を払ってでも勤勉の習慣を身につけなければならない。それさえできれば、何事においても進歩や上達は眼に見えて早くなるだろう。また、「習うより慣れろ」の言葉通り、同じことを何度も反復練習する必要がある。それなしには、たとえどれほど簡単な技術であろうと、ものにはできない。逆に、繰り返し訓練を積めば、どんなに困難な目標でも必ず達成できる。」スマイルズ

・ウォルタースコットは時間厳守を心がけ常に規則正しい生活を送った。自身の生活を習慣化する事により、疲れをものともせず勉学に励み、広い知識を身につけ、長い歳月をかけてすぐれた作品を世に送り出した。

3章 好機は二度ない

・「偶然のなりゆきで偉大な業績が生まれるためしはめったにない。勤勉と着実な努力こそが成功に至るただ一つの安全な道なのだ。」スマイルズ

・「時間とは消滅するものなり。かくしてその罪はわれらにあり」オックスフォードの日時計。

4章 仕事

・ミケランジェロの生き方。「疲れ果てると服を着たまま眠り、疲労がとれるとすぐさま仕事に戻った。」

62.8kg 17.5%

0 コメント: